解き放たれし純粋な暴力
この世界に出てくる恐竜の骨格のようなトランスフォーマー"ダイノボット"
劇中ではグリムロック、スコーン、スラッグ、ストラーフという4体の獣共が出てきます。しかし元ネタとなった"ダイノボット"にはまだ他のトランスフォーマーが存在しており、本編未登場ながらも玩具化だけはされております。
本日記事にまとめるのはその内の1体である"スナール"
偶然かあえてか分かりませんが、劇中未登場のダイノボットはどれもクセが強く超面白い出来になっているのが特徴。果たしてスナールとはどんなトランスフォーマーなのか、こうご期待。
パッケージ
最近だとアーススパークの玩具がこんな感じでブリスターパックで販売していますね。裏のロボットモードの写真、実は変形途中です。
劇中のダイノボットはいぶし銀のような単色でしたが、玩具展開されたこのADシリーズは全てカラフルな明るい色にて展開されております。
スナール ビーストモード。
ステゴサウルスがモチーフのトランスフォーマー。キラッキラに輝くラメと背中のトゲとボディの腹部あたりのクリアパーツが非常に目を惹きます。こんなにクリアパーツがふんだんに使われている玩具も今時珍しい。
かつて"ダイノゾーン"という玩具があったのは皆さんご存知だろうか?ビーストウォーズやアニメZOIDSと同じくらいの時期に展開していた玩具で、最大の特徴は"全身にクリアパーツとメッキパーツが大量に使われていた"事でした。しかしメッキは剥げやすくクリアパーツは磨耗が激しいなどの、長期で遊ぶには向かない玩具だったんですね。
その!!!クリアパーツが!!!ふんだんに使われている!!!!!
嬉しい。
今じゃあんま見ないのでワクワクしちゃいます。
正面や後ろから。
横から。左後ろ足にはオートボットのマークが。
全体的にきちっとした変形をしていて美しい。ADシリーズのダイノボットは変形シークエンスが全然予測できなくて面白いんですよね。
可動としてはこんなもん。足も動くことは動くんですが動かしたところでなのでちょっと残念なところ。
ビーストモードはこんなところ。スナール、トランスフォーム!
あぁん!?
かっこよすぎるだろ。
デザインかっこよすぎる。
ステゴサウルスの背びれがガバッと開く事によって光輪のような華やかさが出来上がっています。見事な逆三角形のボディ、ガッチリとした四肢、シャープな顔、完璧がすぎる。
見てくださいこの凶悪な顔。
ディセプティコンと言われても納得してしまいそうな凶悪さ。
このADシリーズのダイノボットたちは大体甲冑のような顔つきをしてるんですが、スナールはどうも異質な感じが強いです。ダークヒーローって感じで好きすぎる。
スナールは徹底的な左右対称デザインになっており、足の内側に折った恐竜の首もダミーが用意される程のこだわりっぷり。好きすぎて好きになっちゃう。
可動はクセつよ。腕の動きが独特なんですよ。
関節の仕込まれ方が変わっているので、簡単に言うとダンベル使って腕を折るときのような動きしかできないんですね。
だから何だって言うんだよ。
特徴的ってのは長所なんですよ。遊び倒してやるかな。
武器は尻尾のメイスと背びれのアックス。2種類とも面白い形状。
合体して1つの武器にすることも。かっくいい~!
マジでムキムキ…頼りになる…。
敵を絶対に殺す強い意思を感じる…。
思うままにブンドドして〆!
以上、AD28 スナールでした。
腕の関節面白すぎる。
今回遊んでいて一番気に入った写真が↓
↑これなんですが、スナールのこのクセつよ手首関節だからこそ出来るポーズなんですよね。
敗北を突きつける獣、最高だ。
本当にこれは声を大にして言いたいけれど、何が出来ない、他は違って、じゃなくて、限られた条件での最大のかっこよさを見て欲しい。腕の関節が何だ。スナールの良さはこの程度では霞まない。そして見ろ。このオンリーワンな良さを。
(決まった…!!)
………そうでもないぞ閑話休しろ。
総評として100点。胸筋が凄すぎて胸を張ったポーズが良すぎるし、ロボット時に展開した背びれパーツがクリアパーツなのも相まって、まるで(堕)天使のような神聖さがある。とにかくふつくしい。凶悪さと神聖さの両立、しかもこれが安直に白とかじゃなくて緑色なのも良い。デザイナーは天才なんだと思う。
皆さんもクリアパーツ、ふんだんに使ってみては?