閑話休題

玩具とか撮った写真とかゲームとか

擬人化カードゲーム"WIXOSS(ウィクロス)"が今年で10周年らしいので古参アピする。

2014年の記憶を呼び覚ませ




私の癖として一日に何度もGoogleのdiscoverを見てしまう。自分が進んで取り入れている情報以外にも時事ネタや「急にどうした?」って情報が入ってくるからだ。今回の記事はまさしく「急にどうした?」という内容の記事で、非常に思い入れの深い思い出だったので急遽記事を書くことにした。

それがこちら

hobby.dengeki.com

何かと言うと、擬人化カードゲーム"WIXOSS(ウィクロス)"が今年で10周年らしい。なっつかしい!!これ程記憶に残っているカードゲームも無い。残念ながら私は第一シーズンで辞めてしまったが、折角なので古参アピールでもしておこうと思う。




始まりは2014年某月 職場にて


「アリスさん、擬人化がコンセプトのカードゲーム興味ないですか?」


ハッキリ言って擬人化に興味が無い。しかしカードゲームは昔から好きで大いに興味があった。

私が「興味がある」と答えると職場の人が鞄から1枚のチラシを取り出した。どうやら近いうちに"WIXOSS"という擬人化カードゲームが出るらしく、一緒に遊んでくれる人を探していたらしい。


そう言えばこの人ケモナーだったなぁ。


もう記憶が曖昧になっているが、発売日は意外と目前に迫っておりちょっとワクワクした毎日を送っていたのは記憶にある。


そして私はそのチラシのイラストから"花代"というキャラに一目惚れして、最初はこのデッキを使おうと決めるのであった。


初めてのWIXOSS

ついにウィクロスが発売され初めてのプレイ。

全然記憶に無いが構築済みデッキは買えたものの拡張パックはあまり買えなかった記憶がある。恐らく写真は秋葉原にシングルカードを探しに行き対戦をしているもの。


一番最初に発売したのはこの3色のデッキで

白→カードバウンスと守りに特化
青→手札破壊と妨害に特化
赤→場のカード破壊と攻撃力アップに特化

という特徴があった。公式HPではデッキのコピーが印刷可能で、購入する前にどのデッキがどんな動きをするのか確かめられるのは有り難かった。


ここでウィクロスのカードゲームの説明を簡単にしたい。


ウィクロスというのはデッキを2つ用意する必要がある。

プレイヤーの相棒とも言えるリーダーカード<ルリグ>と必殺技である<アーツ>を集めたルリグデッキ。


ルリグの武器となりて場で戦う<シグニ>、盾となる<サーバント>、そして戦いをサポートする呪文<スペル>を混ぜたメインデッキ。

擬人化の部分はこの<シグニ>で、宝石だったり植物だったり電子機器だったり、私が愛用するカードでは「美巧」なんてものもあった。


ゲームの流れとしては単純で、

①ゲーム開始時に自分のレベル0ルリグとシールドを展開。
②毎ターンメインデッキのカードを引いてエナゾーンにコストを貯めながら、ルリグをレベルアップしたりコスト内でのシグニを展開したりしながらアーツやスペルを駆使して相手のシールドを削って戦っていく。
③直接攻撃などで相手のシールドを全て削りきったプレイヤーの勝ち。

といった、自分の相棒と共に戦っている感じが面白いカードゲームである。


やればやるだけ個性的なカードが魅力的でつい集めてしまいまう。シンプルながらアーツ1枚で戦況が変わったりして奥が深く、遊び終わって帰ってきたらデッキとにらめっこする毎日。


職場の人はすぐに飽きてしまいやらなくなってしまったが、幸運にも私の数少ない友人のじょーじさんがハマってくれたのが更にハマるきっかけになる。

じょーじさんは私と違って綺麗なゲームブログを書いてるよ。

www.pastime-log.com


閑話休題


先にも述べた通り私は花代に一目惚れをして暫く愛用していた。カードの効果で低級カードを焼き、当時最大火力のアダマスフィアで味方を強くして殴っていくデッキだ。

しかし問題はエナゾーンの枯渇が激しさ。効果を発動したいがエナが足りなくやりたい事ができない。エナゾーンを増やせる緑のカードを混ぜてみたり、防御札で時間を稼げる白のカードを入れてみたり試行錯誤していた。

するとどんどんカードが集まっていき「他の色のデッキも作ってみるか」となる訳だ。


更に花代には"レベルアップできない変わりに低級のパワーを上げて速攻で殴る"コンセプトのデッキも存在していた。速攻に失敗するとジリ貧になってしまうのだが、事故率も低く扱いやすいデッキでもあった。


多いときは6デッキくらい持っていた。この時は維持費で気が狂うかと思った。


レアカード当たりまくりの全盛期

それから暫くはカードを買いまくっていた。拡張パックを予約しておき、仕事に行く途中で受け取り職場で開封していた時期もあった。そしてサインカードを当てまくる謎の豪運も持っていた。発狂が止まらなかったぜ。


もう写真が残っていなかったが、あと2枚はサインカードが当たっていたはず。


カード付きみんなのくじなんかもやっていて、一時期は本当にウィクロスまみれの生活だったと思う。



さて折角なので全盛期に使っていたデッキで思い出深かったものを2つ紹介しておきたい。


コンテンポラ&スイボクの鉄壁デッキ

この時期の素の最大攻撃力は確か15,000だったと記憶している。なのでこっちは条件を揃えてステータスを12,000+4000の16,000にして上回り、相手の効果を一部受けない状態にした上で迎え撃ち、強引に突破された場合は効果で復活させる壁を作るデッキ。

壁には穴があったのと、壁を作るのに時間がかかったりと勝率は高くなかったが、決まった時は相手が「もう突破できるカード無いよ」と投了する程。私の一番お気に入りのデッキだった。


ソウリュウカーノ自爆特攻デッキ

一定のパワーを越えると相手を巻き込んで自爆するカーノを使うデッキ。カーノが登場したばっかの時は自爆させるのに時間がかかりすぎて見向きもしなかったが、このソウリュウとセイリュというカードがでた時に「出した瞬間自爆できるやん…」となって組んだデッキ。

ネタのように見えて事故率は低く、相手の場を焼け野原に出来なくても続いてセイリュの高火力が飛んでくるめんどくさいデッキ。笑顔で「カーノ!カーノ!カーノ!!」ってやってた時の相手の苦笑いが忘れられない。嫌だったろうなぁ。


他のデッキは研究途中で辞めてしまった。花代のデッキが完成しなかったのは心残りだなぁ。


パワーインフレと引退

私がウィクロスを辞めてしまったのは急激なパワーインフレがある。


まずはこの<アンシエント•サプライズ>というカードだ。

低コスト、選べる多彩な効果、そして強力なパワーダウン。私が遊んでいたときはいかにこれを凌げるかにかかっていた。と、言うより「このターンを耐えられれば勝てる!」というタイミングで毎回使われて負けるカードであった。


次がこの白のカードの<タマ><マユ>

簡単に言うと「今まで使った必殺技カードをお手軽に回収しつつ、更に戦力をお手軽に展開をして、最後は追加ターンまで貰っちゃう」というずっと俺のターンカードである。エナを消費しないでこんだけ効果を発動して、手付かずのエナを使って他のカードを使う意味分からんデッキ。私はこのデッキを組んでいたが、このデッキを使っている時は神になったような気分であった。


同時期に出てきた待ちに待った花代の新たな姿も記憶に残らない程霞んでしまった…。悲しいなぁ…。


後続さえ用意出来れば破格の破壊性能で面白そうだった黒曜も使えず仕舞いで終わってしまった。


そしてタイミング的にもウィクロスは第二世代へと入っていき、丁度良い区切りとして辞めてしまったのである。



最後に

ハッキリ言って超楽しかった思い出である。

と、同時に、カードゲームをやると環境を追うのが大変だということを実感した思い出でもある。

ほぼほぼ毎週末に遊んでいたじょーじさんとこんなやり取りしたなと思い出し笑いしつつ、もうあれから10年も経ったのかと切なくなる。あれがしっかりとカードゲームをした記憶であり、恐らくもうあの熱量でカードゲームをする事は無いんだろうな。

しかし当時のリメイクカードが出るとなるなら、折角だし少し買ってみてもいいかもしれない。遊ぶかどうかは別の話だけどね。

WIXOSS10周年、おめでとう!!